New AE series w/A.I.R.port
前身のAELモデルからおよそ20年の歴史がある"AE"は、余裕のあるラージ・ボディ・サイズに大胆なカッタウェイを備え、先進のエレクトリック・システムを組み合わせた、万能型のステージ・アコースティック・エレクトリック・ギターです。
その特長ゆえにこれまで、ボディ・タップを多用するフィンガー・プレイヤーからストロークがメインのシンガーまで幅広い演奏者の手に握られてきた、まさにIbanezのアコースティック・ギターを象徴するモデルとも言えるでしょう。
2024年、AEはボディ構造を大幅にアップデートし、奏者にとってさらにアコースティック・サウンドを体感できるギターへと生まれ変わり、シリーズ・ラインナップも全面的に刷新します。
Ibanezの新たなAcoustic Electric "AE"に、ぜひとも期待してください。
A.I.R.port
音響効果を求めてボディ・サイドに開口部を設けられた前例は多くありますが、このA.I.R. (Acoustic Information Response) portはただ孔を開けただけではありません。
図の通り、ボディ内部に設けた二つの反響部が響きの波を屈折反射し、効率よくポートから響き出るようにイメージして設計しています。
ギターを構えるプレイヤーの直下にA.I.R.portが来るよう設計しており、これによって自らのアコースティック・サウンドをより強く感じられるようになっています。
X-M Bracing
AEシリーズを刷新するにあたり、既存の複数のブレーシングを例に検証を重ね、最終的にたどり着いたのが新採用となる”X-M”ブレーシングです。
Xから繋がるトーンバーのエリアが”M”のように見えるため、”X-M”と呼ぶこのブレーシングによって、バンド・アンサンブルの中でも埋もれないクリアな低音域とクリスピーな高音域を特徴とするサウンドを実現しました。
もちろん、極端にボトムのみに偏ったサウンドを出すような設計ではなく、あくまでもステージ・ギターとしての最良を目指し、ステージでの音作りのし易さを重要視しました。バランスの取れたトーンを前提にしたうえで、従来のAEシリーズより低音域を増すことを目的として設計しています。