AZ Premium 2022 New Models

Lineup

Story of the “AZ”

ギター･プレイにテクニックを求める風潮は日々その勢いを増し、ロック、メタル、ブルース、ジャズ、フュージョンといった音楽スタイルは融合の度合いを強めています。

インターネットやデジタル･デバイスの進歩によって、プレイヤー個々人が発信できる範囲が国境を越えることももはや珍しい現象ではなく、パフォーマンスの配信が気軽にできるようになりました。
その結果、プレイヤーが国籍・年齢・性別を問わずして参加し、そして評価される“大きな”コミュニティが形成され、コミュニティ内での交流も盛んとなり、互いに切磋琢磨し、独創性やテクニックや表現方法は常にアップデートされ続ける宿命となりました。
世界中から続々と新世代のギター・ヒーローとギター・ヒロインがあたらしい驚きを伴って世に飛翔する時代となったのです。

そんなプレイヤーがギターに要求することは、更なる高みを目指すがゆえに非常にシビアなものとなっています。もはや彼らにとってギターはすでに単なる道具ではなく、ふたつの手、10本の指が織りなす音楽とその表現力を高めるための”取り替えができる体の一部”とさえ言えるかもしれません。
そんな新世代ギタリストに向けて、体の一部として同調（Synchronize）できるようなギターをつくる、それこそがIbanezがAZを生み出した理由のひとつです。

Ibanezは、当代のプレイヤーに求められるギターを作るモダン･ギター･ブランドの第一人者であるという自負があります。このAZはIbanezがこれまで培ってきた全て“AからZまで”を注ぎ込んで生み出されました。AZには、モダン･プレイヤーに求められる要素を実現するために、随所にIbanezが蓄積したギター作りのDNAが息づいており、それは各部の設計、カラーやデザインにモダンとクラシカルとが織り交ぜられるところからも見て取れるでしょう。

では、単に「良いパーツ」を集めれば良い音を奏でる良いギターが生まれるものなのでしょうか？
私たちIbanezは「良い音」に根拠はなく、そこにあるのは「求める音」だと考えています。
求める音を奏でられるギターはいいギターです。
ギターにおいては個々のパーツや設計はそれぞれが独立したものではなく、相互に同調することでサウンド･キャラクターが定義づけされ、結果求める音を得ることができるとIbanezは考えています。

AZはトラッドなギターの焼き直しでしょうか？他者に追従したギターなのでしょうか？
それを確かめる方法はただ一つ、あなたがこのギターを手にし、奏でることだけです。
AZの誕生が示すこと。それはただギターの新世代機が生まれた、ということを意味します。