Josh Smith(ジョシュ・スミス)シグネチャー・モデル “FLATV1”


フロリダ出身のブルース・ギタリスト、Josh Smith。
6歳からギターを始めたJoshは12歳の頃にはブルースの神童と称賛されるも、そのキャリアを通じて今もなおギタープレイを研鑚し続けている実力派ギタリストです。
自身のブルース・バンドの活動にとどまらず、著名なアーティストのツアーにも参加するなど幅広く活動しており、2011年のグラミー賞ではミック・ジャガーと共演を果たしています。
ブルージーなサウンドにジャズやファンク、カントリーなどのエッセンスを取り入れた柔軟かつ洗練されたギター・スタイルは、マイケル・ランドウやジョー・ボナマッサといったレジェンドからも高い評価を得ており、まさに現代を代表するブルース・ギターの名手と言えるでしょう。
私たちIbanezは、Joshと互いのインスピレーションを共有し、AZに続く新たなギターを創りました。
企画立案から数年に渡ってJoshとR&Dを重ね、幾度のプロトタイプを経て、Josh Smith シグネチャー・モデル”FLATV1(フラット・ファイブ・ワン)”が遂に完成しました。
Joshのギターに対する愛とこだわりを余すことなく実現させた”FLATV1”は、AZSシリーズとともにIbanezの歴史に新たなる1ページを刻むギターになることでしょう。

Ibanez F1803 bridge
Gotoh®&Ibanez “In-Tune”カスタム・サドルを搭載したFLATV1及びAZSシリーズ専用設計のハードテイル・ブリッジです。ボディとダイレクトに接し、チタン製サドルとも相まって良好なレゾナンスとロング・サスティーンが特長です。

Gotoh®/Ibanez co-designed "In-Tune" saddles
3WAYサドルは、シングル・カット/フラット・トップ・ギターのサウンドに欠かすことのできない要素でありながら、一方でイントネーションとチューニングの精度には難がありました。そこで、サドル上に弦溝加工をすることでイントネーション精度向上を実現したのが、Gotoh®製”In-Tune”サドルです。弦溝には、クラシック・タイプ・サドルに発生しやすい”弦ズレ”が起こらない、という利点もあります。
その設計思想を受け継ぎつつ、専用に開発したのがこのGotoh®&Ibanez “In-Tune”サドルです。
まず、スキッピングやハイブリッド・ピッキングを好む現代のギタリストの嗜好を汲み、弦間ピッチは10.5㎜に設定(市販のIn-Tuneは10.8㎜)しました。
弦間ピッチを揃えるには、各サドルの傾きが小さい方が好ましく、これを実現すべく、Gotoh®&Ibanez “In-Tune”サドルでは、1弦と6弦の弦溝だけを他の弦よりもわずかに深く設定しそれぞれのサドルが外側に過度に低くなることを防いでいます。また、サドルの側面を緩やかなラウンド形状に設計することによりサドルのエッジ同士が相互に押し合って弦間ピッチが狂うのを最小限に抑えます。